シャンプーの成分を読む
シャンプー成分の見方。表示の順番と、5つの配合目的。
成分表を見ても、長い名前が並ぶばかり。そんなときは「順番」と「役割」を分けて読むと、何を比較すればよいかが見えてきます。
自社商品の表示を例にした解説です。成分名からわかることと、製品を使わないとわからないことを区別しています。

このページでわかること
全成分は原則として配合量の多い順に表示されます。ただし1%以下の成分などには例外があり、成分表だけで配合率や洗浄力は決まりません。まず洗浄・保湿・指通り・香り・品質保持の5つの目的に分けて読んでみましょう。
先に知っておきたい、成分表示の順番。
日本の化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に並べることが基本です。日本化粧品工業会の自主基準では、1%以下の成分を順不同にでき、着色剤の記載にも例外が設けられています。
つまり、後ろにある成分を見て「ほとんど入っていない」「意味がない」と判断することはできません。どこから1%以下になるかも、通常の表示には書かれていません。
出典:日本化粧品工業会「化粧品の全成分表示の記載方法に関する自主基準」第5項。ここで扱うのは化粧品の表示です。医薬部外品とは表示の扱いが異なります。
長い成分名を、5つの配合目的に分ける。
| 配合目的 | 成分名の例 | 選ぶときの読み方 |
|---|---|---|
| 洗浄・泡立ち | ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン | アミノ酸系とベタイン系など、複数の成分の組み合わせを確認します。単一成分の印象だけで洗浄力を決めません。 |
| 保湿 | BG、グリセリン、ペンチレングリコール、PCA-Na、乳酸Na、11種アミノ酸 | 頭皮と髪のうるおいを考えた配合です。保湿成分の数が多いほど自分に合う、という意味ではありません。 |
| 指通り・まとまり | ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)、ポリクオタニウム-10 | 洗い上がりの指通りを支える配合です。仕上がりは毛量や傷みの状態、併用するトリートメントでも変わります。 |
| 植物エキス・香り | ローズマリー葉エキス、センブリエキス、オレンジ果皮油、ラベンダー油 | 植物エキスと香りづけの精油を区別します。植物由来でも、すべての方に合うわけではありません。 |
| 品質を保つ・整える | フェノキシエタノール、クエン酸、EDTA-2Na | 防腐、pHの調整、金属イオンをとらえる目的など、製品としての品質を支える成分も確認します。 |
一般的な配合目的の説明です。一つの成分に複数の役割がある場合があります。製品の使用感や特定の効果を保証するものではありません。
ロナロナ1010の全成分で、実際に読んでみる。
公式に公開しているシャンプーの表示は「水、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、BG、コカミドプロピルベタイン…」と続きます。
- 水に続く洗浄成分を確認する。ココイルグルタミン酸TEAとラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系洗浄成分です。コカミドプロピルベタインはベタイン系で、すべての洗浄成分を「アミノ酸」とまとめないことがポイントです。
- 保湿の役割を探す。BGのほか、グリセリン、PCA-Na、乳酸Naなどが表示されています。保湿用のアミノ酸と、汚れを落とすアミノ酸系洗浄成分は別の役割です。
- 指通りと香りを分けて見る。ペリセアやポリクオタニウム-10は指通りを考えた成分。オレンジ果皮油とラベンダー油は香りの由来です。
これは公開表示を読み分けた例で、処方比率の公開ではありません。手元の商品を確認するときは、容器や外箱の表示もあわせてご覧ください。
成分表だけでは、わからないこともある。
正確な配合濃度、製品のpH、泡の感触、香りの強さ、自分の頭皮との相性は、成分名の一覧だけでは確認できません。「アミノ酸系」「ノンシリコーン」「天然由来」など一つの言葉で順位をつけず、洗い上がりと続けやすさを含めて考えます。
選ぶ前には、過去に合わなかった製品の表示を控える、頭皮と毛先の悩みを分ける、購入できる最小単位で使い心地を確かめる、といった方法があります。
赤み、湿疹、強いかゆみなどがある場合は、シャンプー選びだけで対応しようとせず専門医にご相談ください。使用中に異常を感じた場合は使用を中止してください。
成分表示について、よくある質問。
成分表示の先頭にあるものが主成分ですか?
原則として配合量の多い順ですが、1%以下の成分などには例外があります。表示だけでは正確な濃度や、1%以下になる位置はわかりません。
アミノ酸配合とアミノ酸系シャンプーは同じですか?
同じ意味ではありません。保湿目的のアミノ酸を配合していることと、アミノ酸系洗浄成分を使っていることは区別して確認します。
コカミドプロピルベタインもアミノ酸系ですか?
ここではベタイン系の洗浄成分として区別しています。ロナロナ1010では、アミノ酸系洗浄成分と組み合わせて配合されています。
ペリセアは成分表のどの名前ですか?
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaです。ロナロナ1010では洗い上がりの指通りやまとまりを考えて配合しています。
シリコーンが入っていると避けた方がよいですか?
有無だけで判断する必要はありません。配合目的、髪の状態、好みの仕上がりをあわせて確認してください。
精油なら敏感な頭皮にも合いますか?
植物由来であることだけで相性は判断できません。香りが苦手な方や過去に異常を感じた成分がある方は、全成分を確認してください。
ロナロナ1010の全成分はどこにありますか?
全成分と配合目的のページに、シャンプーとトリートメントを分けて掲載しています。製品の容器や外箱の表示もあわせて確認してください。
配合目的を確認したら、使い心地を自分の髪で。
LonaLona 1010 シャンプー 200ml / 3,300円(税込)。トリートメント 170ml / 3,300円(税込)。
香りや仕上がりには個人差があります。最初は単発購入で、続けやすいか確かめる方法もあります。